子どもに身につけさせたい唯一のこと

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子どもに身につけさせたい唯一のこと

子どもと一緒に生活していると、あらゆることが目につきます。主に悪いこと。

食べ物の好き嫌い、使ったものが出しっぱなし、お礼や挨拶の声が小さい、などなど些細なんだけどちょっと気になる、そんなことです。

 

危険なこと、人様に迷惑をかけることでなければ、さらっと注意して終わらせます。あまりネチネチしないように。

何度も同じことを繰り返すけど、それはそれで良し。何度でもさらっと注意するだけ。

イラっとしてそれをぶつけても、事態は好転しないから。

 

ただし、何度も口酸っぱくしていうことがひとつだけあります。

それが「歯を丁寧にケアすること」です。つまり歯磨き。

歯だけは大事にしてほしい。大事にするものなんだということを知ってほしいのです。

 

私は子どもの頃、真面目に歯磨きをしてませんでした。

やったふりだけしてみせたり、うがいだけして寝ちゃったり、朝昼はそれもしなかったり。

当然のように口の中は虫歯だらけで万年歯医者さん通いでした。

神経を抜いた歯もたくさんあります。子どもの頃は、虫歯になっても神経抜けばOK、なんなら全部神経抜いてくれればいいのになんて本気で思ってました。

 

今、とても後悔しています。

大人になって丁寧に歯磨きやフロスをするようになりましたが、あの頃ボロボロにしてしまった歯はもう元には戻りません。

 

子どもの頃、整理整頓が苦手で部屋も机の上もいつもぐちゃぐちゃでした。

だけど今は自分の部屋どころか家中を整えることができます。

好き嫌いが多くて偏食でほとんど食事をとらずにお菓子だけで育ったけど、何年も風邪一つひかないくらい健康になれました。

人付き合いが苦手でこんな自分は一生誰とも打ち解けられないと思っていたけど、最高の夫と楽しい家庭を作ることができています。

今は勉強するのも面白いし、仕事も楽しくて、とにかく毎日ハッピーです。

 

たいていのことは大人になる過程で自分で気づき、良くするように努力できるようになれると思うのです。

だけど、歯だけは元気な姿に戻すことはできませんでした。元気なように見せるために努力を続けることしかできません。

 

だから子どもたちにも歯を大事にすることだけは今のうちから何度でも言いますし、手をかけています。

それが彼らにきちんと届くのか、もしかして逆に反発されてしまうのかはわかりません。

だけど私は「歯を大事にする」を身につけてほしくて今日も一緒に歯磨きしています。