使い切る暮らし

f:id:kilinya:20200308072012p:plain

 

食料品の買い出しは週に2回。

最寄りのスーパーの特売日に合わせて、日曜日と木曜日。

 

買い物に行く日、朝食を作り終えて、空っぽになった冷蔵庫を見るとちょっと嬉しくなる。

買ってきた食材をうまく使いきれたことで、きちんと生活を回せている実感を得られるからかもしれない。

 

ものを使い切る暮らしを大事にしたい

食材に限らず、日用品も、身の回りにある自分が使っているものすべて、最後まで使い切ることができると気持ちが良い。

最後まで絞り出した歯磨き粉、カレンダーの最後のページ、書けなくなるまで使い切ったボールペンのインクを入れ替えるとき。

物の役目をまっとうしたなと思える瞬間は潔くて、残った容器をゴミ箱に入れるのも後味良く感じる。

ありがとうという気持ちで、未練なく次へ行ける。

 

だって世界にはたくさんの素敵なものがあるんだもん。

これがいいと思って使い始めたのに、次々目移りしてしまうときってあるじゃない。

これまだ使えるけど、こっちの方がもっと良さそう、とか。

そういうことなく、もしくはそういうことを乗り越えて、きれいさっぱり使い切ることができるのは良いよね。

ちょっとしたことなのに、なんとなく自信がつく。私は物を使い切れる人間ですよって。

 

変化の激しい現代ですから、今あるものを使うことだけが正解ではないかもしれない。

自分一人ならともかく家族も不便なく生活しなくちゃいけないから、多少余分に持っておく方が賢明かもしれない。

そうやって色々考えて、結局使い切れないものもたくさんある。

良いと思って選んだものが、思ったより使い勝手が悪かったりしたときも。

 

だからこそ、自分で選んだものたちを思惑通りぴたっと使い切ることができるとゲームに勝ったみたいで嬉しくなる。

 

世界にはたくさんの素敵なものがあるから、その出会いを楽しみたい。

後ろ髪引かれることなく次との出会いを楽しめるように、今あるものは使い切る生活を、今後も大事にしよう。