人生初の献血の話

 

お金をかけずに人を喜ばせたいなって思って、ここ最近、色んなことをやってました。

 

些細なことならね、結構あるんです。できること。

だけどなんかもっとガツンと、よっしゃ喜ばしたったぜ~っていうの、そういうのしたくて。

 

そんな時に、この前記事にもした、

若くして亡くなられた方のメッセージを読み返してたら、

最後のところで、「ぜひ献血に」って書いてありました。

『まいにちを生きることは、与えられた権利ではなく贈り物』 - kilinya log

 

献血!

そうだ、献血ならお金をかけずに人を喜ばせられるぞ!と思ってね。

そんなわけで先日、夫と一緒に人生初の献血に行ってきました。

 

人生初の、献血に行った話

 

今どきの献血センターってすごいのですね。

商業施設の中に、ピカピカの店舗?を構えてて、受付のお姉さんたちとても美人だし、お菓子もジュースも食べ放題飲み放題だし。

新手のアミューズメントパークかと思いました。

 

こんな世界があったとは。もう大興奮。

 

きれいなお姉さんが、色々丁寧に説明してくださって、

ただ血を抜くだけの献血と、抜いた血から必要な成分だけ取って残りを身体に戻す成分献血があるってこととか、初めて知ったことが色々ありました。

 

f:id:kilinya:20180130070159j:plain

 

だがしかし、「初めての方には400mL献血をお願いしてます~」のあたりから、徐々にお姉さんの眉間にしわが。

え、なになに??って思ってたら、おもむろに「体重、50キロありますか?」って聞かれまして。

 

あかんやん。

もうそれ、50キロないとできん感じやん。ない。ないぞ。

 

 

なんかここまで引っ張って非常に申し訳ないのですけど、400mL献血には体重制限があって、それを満たしてない場合は成分献血しかできないのですけど、成分献血は、血を身体に戻すときに圧がかかるから、血管が丈夫な人しかできないんですって。

 

わたし、血管柔すぎて成分献血も出来ず。

 

結局、献血に行ったのに献血できずに、お姉さんたちから勧められるままお菓子とジュースを飲み食いして、「旦那さんに美味しいもの沢山食べさせてもらって、育ったら(体重50キロ超えたら)ぜひまた来てくださいね♡」って慰めて頂いて、お土産貰って帰りました。

 

あれ??

お金をかけずに人を喜ばそう思ったのに、

これ、お金をかけずに自分をとても喜ばせてもらっただけでは??

 

最後に、献血センターから外に出た時、入り口のところで呼び込みの方(○型の方、ぜひ献血お願いします~みたいなプラカード持った人)が、献血を終えて出てきたように見える私に、「ご協力本当にありがとうございました!」って深く頭を下げてくださって、「気分とか悪くないですか?」って気遣ってくださってね。

 

うん、ごめんなさい。

血を一滴も提供することなく、お菓子とジュース頂いて、むしろちょっと健康になって帰宅してます。

って心の中で平謝りして帰りました。

 

なかなかうまくいかないもんですな。

まぁ今回は、夫を誘っていって、彼はしっかり献血してきたので、それでチャラってことにしました。

 

あぁ。こうなるとなんだかとても献血したい。

注射嫌いやけど、献血して、もっと穏やかな気持ちでお菓子とジュースを頂きたい。