子どもに言わないと決めた言葉3つ

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子どもに言わないと決めた言葉3つ

子どもと一緒にいるとつい口やかましくなってしまいます。

彼らのことを思って、これから先のことを心配してかける言葉もあれば、自分の感情のはけ口のように一方的にきつい言葉を言ってしまうことも。

そんな時はいつも後から後悔します。

だから、もう子どもたちには言わないと決めた言葉があります。

 

「ちゃんとして」

きちんと、っていう意味に近いのかな。

これ、言いがち。そして私自身も子ども時代によく言われた言葉です。

 

こたつに寝っ転がってテレビを見ていて「ちゃんとしなさい」。

明日授業で使う教科書が見つからず「あなたがちゃんとしないからだよ」。

学校ではしょっちゅう言われた「ちゃんとやったの?」。

言われるたびに「ちゃんと」ってどういうことだろうな。何をしたら、どういう風にしたらいいんだろうなと思ってました。

 

ちゃんとするって主観のものさしだから、自分ではちゃんとできているつもりでも相手にとってはそうでないこともあるのですよね。

特に子どもと大人じゃ、尺度が全然ちがうことが多い。

 

この言葉を言いそうになったら、ぐっと口をつぐんで具体的な指示を出すようにしています。

「机の上の物を元の場所にもどそうね」

「忘れ物がないか、もう一回カバンの中身を全部出して確認しようか」

「食べるときはひじをつかないで背中を伸ばそうね」

 

「あなたのせいだよ」

保育園に遅れたのは「あなたのせいだよ」。

騒いでいて叱られたのは「あなたのせいだよ」。

私がこんな大変な思いをするのは「あなたのせいだよ」。

 

きつい言葉ですね。

何かの失敗を自分のせいにされるというのは大人にとってもつらいことです。

ましてや子どもにとってはますますのこと。

 

たしかに子どもたちにも非があったかもしれない。

注意しないと同じことを繰り返すかもしれない。

だからと言ってこの言葉は非難であって注意ではないのです。

注意するというのは、現状の問題は何か、その解決のために何ができるか、今後同じことが起きないようにどうするか、を一緒に考えることだと思います。

誰のせいか、なんて必要ありません。 

 

「もう知らない」

この言葉、一度だけ息子に言ったことがあります。

息子が自分のある行動を誤魔化そうとしてウソをついたことがありました。

それまでそんなことをしたことがなかったので、気づいたときにはショックで、二度としないように注意せねばと焦っていたのかもしれません。

二人で話していて、彼に反省の色が見えない気がして、ついカっとなって「もう知らない」と突き放してしまったんです。

今も後悔しています。あの時の息子の気持ちを思うと、自分を叩いてやりたい。

 

もう2度と言いません。

たとえ子どもたちが悪いことをしても、犯罪を犯しても、大人になって彼らが私のことを拒否しても、くそばばぁと言われても、私だけは彼らの一番の味方でいよう。

 

以上、子どもに言わないと決めた3つの言葉でした。

今でも頭に血がのぼるとつい言ってしまいそうになるけど、言わないと決めたことは守り抜こうと思います。

子どもたちと仲良く楽しく暮らしていくために。