甥っ子の運動会で感動した話
本日は、じめじめムシムシな曇り空の下、甥っ子の運動会に行ってきました。
正直いうと全然行く気がなかったんだけど、応援に来てねって言われたのと、息子が応援に行きたいって言い出したので、だるいわ~って思いつつ行ってきました(ひどい)。
もう感動しっぱなし。涙浮かべっぱなしの数時間でした。
私は、はっきり言うとその甥っ子が苦手なんです。
なんか、静かにしなきゃいけない場面で注意もされているにも関わらず騒ぐところとか、人が嫌がっているのにわざと口から食べ物を出したり、下品な言葉を連発するところとか、自分の我が通せないともう手を付けられないくらい癇癪を起こすところとか、苦手です。
もちろん相手は子どもなんだから、言わないとわからないこともたくさんあるだろうし、言っても頭と気持ちが納得できないこともたくさんあるんだろうなとは思う。
下品な言葉を言って、周りが嫌な顔するのがなんか楽しいっていう気持ちも、子どものころの私も持っていたのでわかるっちゃわかる。
自分のやりたいことが、どんな事情があるにせよ達成できないときに悲しい気持ちになってそれをどうしたらいいかわからなくてキーーってなっちゃう気持ちもわかる。
けども、限度というものがあると思うのですよ。
私はたぶん普通の人より、そういう耐性が低い。
子どもには子どもの事情があるように、大人にも大人の事情があるのに、なんで大人ばっかりそんな折れなきゃいけないのよと思う。
まぁ、はたから見たらいい大人が本気で子ども相手に苛立っているように見えるので、妹(その甥っ子の母親)や実家の母からはよく注意されます。
「あなたが大人になりなさいよ」って。
嫌なことをやめてって言うのがそんなに悪いことかい、って思うんですけどね。
そんなことが何回かあったので、もうなるべく甥っ子とは深くかかわるまいと思って日々を過ごしておりました。
顔は合わせるけども、嫌な気分にされる前にこっちが席を外したり。
そんな甥っ子の、運動会。
行く前は、またどーせ先生の言うこともきかんと好き勝手やってるんだろうな~いやだな~そういうの見たくないわ~って思ってたんですけど。
もう全然違って。
ちゃんと前の子の後ろに並んで、一生懸命ついて行って。
かけっこも、4人中3番だったけど、必死に腕振って最後まで駆け抜けるし。
ダンスも全部頭に入っているのか、前で踊る先生を見ることもなく上手に踊り切りました。
テントに座ってほかのクラスを応援するときも、ちゃんと言われた場所に座って、時々母親のところに行きたそうに後ろを振り向きつつ、手を振るだけで我慢して座り続けました。
もうね、おばちゃん感動してずっと涙目でした。横にいた母に不審がられた。
なんだろう、普段のあの子からは想像もできないくらい頑張ってる姿に、あぁ本当自分がおとなげなかっただけだったんだと気づかされたというか。
家族の前だから、親戚の前だからちょっと甘えてただけなのかもしれない。
幼稚園ではこんなに立派に、がんばってる子だから、家や実家でちょっと甘えたかっただけなんじゃないかな。
それなのに、おばちゃんときたら、ちょっと食べ物を口から出しただけでプリプリしちゃってね、悪かったな。
今度会ったら、ちょっと謝って、運動会カッコよかったって伝えよう。
たぶん一気に超仲良し!とはいかないと思うけど、少しずつ甥っ子との距離を縮めていければいいなって思います。
運動会、行ってよかった!