ちょっと未来の自分を思いやれる
大人になってできるようになったことのひとつに「ちょっとだけ未来の自分の気持ちを推し量って行動すること」があります。
今の自分の快を優先してしまう
子どもの頃はとにかく今この場で自分の欲求を満たすことが優先でした。
たとえば、
- いま楽をしたいから宿題を後回しにする
- いまこのイライラを解消したいから家族に怒りをぶつける
- 断られたら恥ずかしいからバスでお年寄りに席を譲れない
などなど、物事全てにおいてこんな感じでした。
「やるべきことをやること」「いつかしなくちゃいけないことは先に済ませておくこと」の重要性を頭では理解しているけど、どうしても今の自分の快を優先してしまっていたのです。
やるべきことは、やらなくてはいけないことではない
そもそも私は考え方が違っていたのです。
やるべきことがやらなくてはいけないことだと思ってたから憂鬱に感じていたんです。
やるべきことは「未来の自分が、今の自分にやっておいてもらいたいこと」。
そう思うようになってから、やるべきことをやるのが苦痛ではなくなりました。
めんどくさいとは思うけど、さっさとこの書類を書いちゃおう。その方が結局自分が楽だし。
自分ばっかり家事しててイライラするけど、これを夫にぶつけても結局後から自分が後悔するだけだし、だったら普通に手伝いをお願いしよう。
電車でおばあさんが立ってたら、もうさっと席を譲っちゃう。断られてもいいよ、「あーさっさと声かければ良かった」ってずっと考え続けるよりその方が気が楽。
やりたいことも、やらなければいけないことも、どちらも自分のためになる
やりたいことは、今の自分がやりたいと思ってること。
やらなければいけないことは、未来の自分のためになること。
結局どちらも自分のためになるのなら、こんなにハッピーなことはないなと思うのです。
そう思えるようになってから、ちょっとだけ未来の自分の気持ちを推し量って行動することが簡単にできるようになりました。
未来の自分を思いやれる自分というのはなかな気分が良くて、ますます行動に拍車がかかる好循環です。