やりたいことを具体的にしていくことが、目の前のことを大切にすること

 

人生で最も大切なことは、
はるか彼方にあるものを、
見ようとすることではなく、

目の前にはっきり見えるものを、
きちんと実行すること。

 ーーーーートーマス・カーライル

 

最近心に残った言葉。

いま目の前にあるものを大事にしたい。

だけど、ついつい先のことや、夢や希望なんてものに思いをはせる時間が長くなってしまう。

そして今すべきことをないがしろにしてしまう。あるある。やりがち。

 

夢とか使命を考えるのは好きだけど

ちっぽけな人間だけど、生まれてきたからには前向きにこの生を全うしたいと思う。

理想の未来、やり遂げるべき使命、目指すべき世界。

そういうふんわりしたものを考えるのは、果てしないけど楽しくて、没頭してしまうことがある。

 

だけどそういうのは、折に触れて思い返すくらいが良くて、毎日考えるべきなのは、「じゃあそのために今やることは何か」。

私は大きな夢を見るのは好きだし得意だけど、それを今日に当てはめるのが苦手だった。

この夢は素敵でいつか叶えたいけど、だからといって今日何かをするわけじゃない、みたいな。

 

それは、どう行動すれば夢に結び付くのか考えるのが億劫だったからだし、実際に何かしてみて夢が叶わなかったら嫌だったからだし、そもそも何かそういう全てが面倒だったからだ。

 

どうすれば目の前のことを大切にできるのか

じゃあどうすれば目の前のことを大切にできるのか

それは、やりたいことをどんどん具体的にしていくことだ。

 

例えば私は「誰かの役に立って生きていきたい」と思ってる。

 

・じゃあ誰かって誰?

→夫と息子と両親。(そもそも「誰か」って誰だよ。知らない人の役に立てるわけがないし、自分にとって大事な人をまず大切にすべきでしょ)

 

・夫の役に立つためにできることは?

→部屋を清潔にする(夫はきれいな空間好き)→つまり掃除→いつやるか→毎朝、食事の前に

 

・息子の役に立つためにできることは?

→昨日「気球ゲームをしたい」って言ってたからこれを一緒にやる(つまり遊び相手)→いつやる?→今日の午後

 

・両親のためにできることは?

→う~ん、食事後のお皿洗いとか→いつやる?→夕飯にお呼ばれしたとき

 

こうやって具体的に考えていくと、「誰かの役に立って生きていきたい」っていう崇高な夢が、「掃除・遊び相手・皿洗い」っていう何とも生活感あふれるタスクになった。笑

 

だけど、ここまで日常の一コマに落とし込めれば、実行するのは簡単。

これが、巡り巡って「人の役に立つ」という自分の使命に繋がっていくはず。

 

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大きな夢を叶えるために必要なことは、いま目の前にある