注意するときに否定語を使わない

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注意するときに否定語を使わない

子どもたちとの生活で最近気をつけていることがあります。

何かを注意する時に否定語を使わないこと。

 

例示すると私の人間としての度量のなさが浮き彫りになりますが、本当にこんな感じなのです。

一日中なにかしら気になることがあるし、それを子どもに伝えてる感じ。

「うだうだしないで」「うるさいよ」「汚いよ」などなど。

我ながら嫌になります。言われた方ももちろん嫌な気持ちになるだろうし、言ってる自分もこんなこと言いたくないのです。

 

それで最近決めた自分ルールが、せめて「否定語は使わない」でした。

 

さわがないでよ→静かにしてようね

立ったまま食べないの→座って食べるよ

汚すぎる→そろそろ片付けようか

 

言い方を変えたところで、こどもの反応が変わるわけではないです。行動を改善しやすくなるわけでもなさそう。

 

じゃあ何のためのルールかというと、これはすべて自分のため。

たとえば「何度注意しても脱いだ服片付けない状況」を注意しようとしたとき。

 

自分は今からなんて言おうとしてるんだろう?

  ↓

「(何度も言ってるのになんですぐに服を片付けないの)いい加減にしてよ」

  ↓

どう言ったら否定語にならないかな?

  ↓

「はい、先に服を片付けようね」かな?

 

この間、どんなに短くても、ほんの一瞬でも、自問する時間ができます。

この瞬間に、自分だって別に相手を嫌な気持ちにしたくて意地悪な言い方をしたいわけじゃないんだよなって気づけるのです。

 

誰かを怒るとき、注意するとき、自分が正しいと思えば思うほど言い方がきつくなりませんか?

私はよくなります。

本来なら、こちらの意図が伝わればそれでOKのはず。

きつい態度や表情、きつい言葉、嫌な言い方は必要ないのですよね。

だけどとっさに出てしまう。

だから、一瞬でも伝え方を自問することでそれを思い出せたらいいなと思ってます。

 

それでもつい声を荒げちゃうときもありますけど。

修行と思ってもうしばらくやってみようと思います。