【ひよっこ】抱えた荷物が重くても楽しさを見つけて生きていきたい
朝の連続テレビ小説ひよっこが大好きです。
いつも、朝のあの15分という短い時間に癒しと喜びを感じる。
先週は、行方不明になっていたお父さんが、やはりというか記憶喪失になっていて、家族のことも自分のこともすっかりわからないということが判明し、茨城から上京したお母さんと、お父さんを保護してくれていた女優さんの、自分が何者かもわからないお父さんを囲んでのやり取りに心がぎゅーっとなりました。
締め付けられるような1週間の物語のなかで、登場人物たちが徐々に前を向いていくさまに、きりん屋も、タイトルと同様「大丈夫、きっと」という思いを強くしていました。半分本気で当事者意識を感じる。
記憶をなくしたお父さんと対面した時に、主人公のみね子がその事実を信じられずに「自分たち家族のことが嫌になって、逃げちゃったんでしょ」っていうシーンがあるのです。「その気持ちは自分もわかるから」「だから忘れたなんて言わないでよ」って。
もう涙がぽろぽろ出ました。
そうだよね、みね子だって、明るく前向きにがんばっているけれど、家族のことも大好きだけど、大好きなことは当たり前として、やっぱり出稼ぎに出ている身としてその家族が重荷でもあるわけだもんね。
自分が支えているんだもん、愛情とはまた別の責任というものが、この若い女の子の肩にはのしかかってるんだなと思う。
そして、みね子の部屋で一緒に暮らすようになったお父さんが、「君にも苦労をかけて申し訳ない」って謝ったときに、みね子は「東京に来ていいこともたくさんあった、いい人にたくさん出会えた」っていうようなことを返すのです。
大きな負担や責任はあるけれど、その中に喜びや楽しさを見つけられる強さ。
それはみね子の人柄によるものであるし、周りの人の支えや優しさがあってこそ。
きりん屋も、そんなふうに生きていきたいなぁと思う。
みね子の比ではないけれど、きりん屋だって妻であり母であり娘であり社会人であるわけで、全くなんの負担も感じないわけじゃない。
それを、時々いやだなーと思う時もあるけど、その時でもこんな楽しいこともあるって気付けるようになりたい。
みね子の東京での母親代わりの鈴子さんが「あの子はもう充分つらい思いをしたから、これから先は少しでも幸せになってほしい」という言葉を言うんだけど、きりん屋も心からそう思う。
みね子が幸せになりますように。