めんどくさい時こそチャンス。家事は脳トレに良いらしい。
脳が冴える15の習慣という本を読んでいます。
脳が冴える15の習慣 ―記憶・集中・思考力を高める 生活人新書
- 作者: 築山節
- 出版社/メーカー: NHK出版
- 発売日: 2012/07/31
- メディア: Kindle版
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この本にはどんなことが書いてるのか
現代の日本人の生活はとても便利になりました。
いろんなものがシステム化されているし、コンビニは24時間営業でお弁当を買うことができる。それは良いことであると同時に、人の脳を働きにくくさせているかもしれません。
脳をきちんと働かせるために、生活の中に意識的に組み込むべき習慣は何か、特に現代人が意識した方がいいポイントが書かれていて、とても興味深い本です。
脳の仕組みなんて今まで全然知らなかったので、すべてが新鮮。
手や足を動かす運動系の機能は脳の表面付近に分布しているから、手足を動かしてその部分を十分に働かせると、脳の血流を良くすることになる、とか。
思考系の中枢は前頭葉で、目や耳から入ってきた情報を処理して記憶として蓄えたり、持っている記憶と組わせて思考や行動を組み立てる司令塔の役割をしている、とか。
脳みそのどの辺がどんな機能を持っているのか、それぞれどのようにつながっているのか、だからどんな習慣を持つと脳の機能を高めることができるのか、とてもわかりやすく書かれています。
前頭葉を鍛えるのに、一番の習慣は「家事」
先述の、思考の中枢を担っている前頭葉。
前頭葉の力が高くなると、限られた知識や経験しかなくても、それを使って有効な組み立てを考え、行動に移すのが上手くなります。
要するに、実行力の高い人になる。
この前頭葉を鍛えるために、著者がおすすめしているのが「家事や雑用を積極的に行うこと」です。
そもそも現代人は欠けているのは脳のタフさ。
多くの現代人が衰えさせているのは、おそらく前頭葉のテクニック的な部分よりも、指令を出し続ける体力です。
脳の基礎体力は、日常的な雑用を面倒くさがらずに片付けることで鍛えられますが、現代ではその日常的な訓練の機会が減っている。
家事や雑用を、めんどくさいと思わずに前向きに取り組むこと。
イライラせずに、同じやるならどうしたらより効率的にやれるか?を考えて実行することで、脳の中で(感情系に対して)思考系の支配力を強めることができる。
そうやって脳の体力を高めていくことで、問題解決力の高い人になることができるんだって。
脳に良いと思えば、前向きに取り組めそう
私は単純なので、これを読んでから毎日の家事が楽しくなりました。笑
家事や雑用に取り組みながら、「いいぞいいぞ、いま前頭葉がイキイキしてる気がする!思考系フィーバーだわ」ってなってます。(ちなみに前頭葉は目の上、耳より前の辺りにあるらしいです)
単純だけど、嫌々やっても必ず発生する家事なんて、多少無理やりにでも前向きにやれた方がいいですよね。
私は、半年くらい前の一時期、物忘れがひどくなってしまって、仕事や日常生活で困ることが何度かありました。
原因はよくわからなかったけど、自分でもこれはまずいなと思って意識して管理するようにしたら、今はもうあの時ほど困ることはなくなりまして。
そういう経緯があって、最近自分の「脳」に興味を持ちましたのが、本書をよむきっかけでした。
脳って自分の体の一部なのに知らないことだらけで面白いなって思います。
これからはもっと興味を持っていこう。