苦手なあの人は、私が学ぶべきものを学んだらいなくなるのか
久々に人に会った休日でした。
人に会うと疲れるけど、家族と一緒や一人で過ごす時とはまた違う楽しさがありますね。
今日あった人は、半年くらい前まで職場で一緒に仕事をしていた人。
私よりもずっと前から勤務されていて、仕事もできる大先輩です。
ただ、辛辣な物言いと強気な態度で、私は正直一緒に働き始めた初日からやりにくさを感じていたのでした。
別に個人的に攻撃を受けるわけじゃなくて、誰に対しても常に攻撃的な人なので、今思えば単にそういう性質の人っていうだけの話なんですが、
職場でもプライベートでも極力自分の感情は表に出さないのをよしとしていた私は、なんかもうこんな子供っぽい人どう扱えばいいのだろうってずいぶん戸惑いました。
当時は、人間関係やチームビルディングに関する本も、いつも彼女のことを念頭に読んでいた気がします。
本を読んでも、その中から何かを取り入れてやってみても大した収穫はなく。
何かの本で「自分が苦手と思っているあの人は、あなたが学ぶべきものを学んだ時に自然と離れていきます」って書いてあって、それを読んだときに、
あぁ彼女も何かを私に気づかせるためにいて、自分がそれに気づけばこのやりにくい関係も解消されるんだって肩の荷が下りたように感じました。
そして今年の3月、彼女は会社を辞めました。
まったくあっさり突然、私の前からいなくなりました。
え、まだ何も学んでないよ?
反面教師ってこと?自分は彼女みたいになるなってことを学べばよかったんかな?っていうくらい、何もわからないままでして、彼女がいなくなったことより何も学びがなかったことの方にびっくりしました。
そんな彼女と、今は二人で遊びに行くような仲です。
実はしばらくたって突然向こうからラインがきて、やり取りするうちに遊びに行くような友達になりました。
遊びに行くっていうか、ご飯食べてお茶して解散なんですけど。
その間ずっと、私へのダメ出しが続くんですけどw
一緒のチームで働いてた時は、頼まれても二人で遊びに行くなんてごめんやったのに、今はめっちゃ楽しいです。
ダメ出しされまくって、私がそれに反論して結局論破されて、二人で大笑いする。
で、最近になってやっとわかったのは、彼女は私に「自分が嫌に感じたときはちゃんと言い返せる人になることの大切さ」を学ばせるために出現したのかもしれないなってこと。
私はいつもたいていヘラヘラしてて、嫌なことがあっても受け流すというか波風立てない方がめんどくさくなくていいよねっていう方針で今まで生きてきたんですけど。
もしかしたらそこからちょっと前進すべき時に差し掛かってるのかもしれないです。
そのお手本が彼女なのかも。
自分と自分の人生をちゃんと守っていけるように、Noという時はちゃんと言える人間になろう。
完全に独りよがりな解釈ですね。
でもこう考えてから彼女とあったり話したりするのが前以上に楽しくなりました。
それでいいよね。解釈云々とか、学び云々の前に、誰かに会うのが楽しいって幸せだもんね。