姉妹っていいもんだよ
夏前から出産のために帰省していた姉が、産まれたての甥っ子とともに関東へ帰っていきました。
わかってたことだけど、寂しくてたまらんです。
学生時代は苦手だった姉。
若干オタク気質でのめりこむと日常をないがしろにするところとか、世間一般と比較すると甘すぎる両親に全力でつっかかっていくところとか、妹としては「めんどくさいやつだなー」ってずっと思ってました。
一切英語が話せないのに渡米して、いつの間にか日本に戻ってきて医者になると言い出し医学部を目指して(入学できたのかは不明)、フリーターやなんだかんだを経て、今は普通の会社で働いています。
兄弟姉妹の中で一番地元ラブなのに、なんのご縁か関東で結婚し、Uターンを断念して今年家も買った模様。
姉を見てるといつも、一体何がしたいんだろうなぁって思います。
けどもそんな彼女のおかげで、私は要領よく生きることの意味を早くから見つけられたようにも思うので、そういう面では感謝ですね。
そんな姉とも、30を過ぎるとお互い心地よい空気で話せるようになりました。
昔はうっとおしいというかちょっと恥ずかしいとすら思ってたのに、大人になるとやっぱり姉妹っていいなぁって思います。
友人とは話せないようなことも話題にできるし、かつ相手の気分を害さないギリギリのボーダーもわかる気がする。
ここ超えるとちょっと嫌だろうなってなんとなくわかる。
友達にいうのはちょっと、かといって夫や母に話すようなことでもない、っていうことをさらっと話すことができます。
これが妹相手だとまたちょっと話が違って、自分でもよくないとは思いつつ何となく上から目線になってしまうんですよね。
そう考えると、姉は私のことをそんな風に見てない、対等な人間として接してくれてるんだろうな。
私も妹に対してそういうお姉ちゃんになりたいな。
同じ家で同じごはんを食べて育った仲だけど、今はそれぞれ別の家庭を思って、仕事もプライベートも全然違います。
でも関東と九州で距離はありつつも、こうして自分の話に耳を傾けてくれる人がいることは感謝しかないです。
大人になったらなったで、別の問題が出てくることも今後あるかもしれないけど、これからも仲良くしていけたらいいなぁ。