手の中にあるものを大事にする
友人に会って思ったこと
専業主婦時代に出会って仲良くなったいわゆるママ友な友人と久々に話すことができました。
引っ越し後ずいぶん距離が離れてしまってもう何年も会ってないんだけど、ちょっと話すと時間が巻き戻ったみたいな、一緒に遊んでたのがつい昨日だったよね、みたいな感覚になりました。友達ってほんと不思議。
彼女は今もあの街で、今は二人のやんちゃっ子のママとして暮らしているらしい。
毎日のように遊んでいたときも、いつもきちんときれいな格好をして、シンプルだけどお金をかけていることがなんとなく伝わってくる、同い年とは思えないくらい上品な人でした。
旦那さんとは数回ごはんを食べたことしかなかったけど、たぶん、大きな会社の偉い人だったみたいで、私にはドラマとかでしか見ることのできない生活をしていたんじゃないかなと思う。
それを感じさせずに気さくに接してくれる人柄に、人見知りの私も臆することなく仲良くさせてもらいました。
楽しかったな。一緒に児童館に行って、カフェでお茶して、時々どっちかの家でごはんを食べて。
彼女がいたから、あんなに楽しい育児生活がスタートできたんだなぁ、ありがたいなぁと思います。
そんな彼女。
頭が良くて、結婚前はバリバリのキャリアウーマンだったらしく、専業主婦の自分を良くも悪くも他人事のように思うと言ってました。
私が、会社勤めを始めると言った時も、おめでとうと一緒にうらやましいとも言われた。
その時の私は、いやいや働かずにこんな暮らしができるほうがよっぽどうらやましいじゃんと言ったけど、流されましたね。
お家の都合で働くことが制限されている彼女に、昨日も「仕事楽しそうでいいなぁ~」と言われました。
たぶん、たくさん思うところがあるんだろうな。
当時と違って、私も外で働く楽しさを知ってしまったので、ますますそう思う。
今自分のいる場所を当たり前と思わずに
いま、自分がいる場所は、ほかの誰かが切望しているところかも知れない。
最初はきらきらと見えていた場所も、手に入れてしまうともう当たり前になってがんばることを忘れてしまうけど。
手に入れた幸運を忘れずに、がんばり続けること。
彼女にしてあげられることは何にもないけど、せめて私は自分の場所で明日からもがんばろうと思いました。