私のお手本は、母です

 

昨日母から「餃子を作る(のでよかったら食べにいらっしゃい)」と連絡をもらって、ちょうど夫も飲み会で遅くなるとのことだったので息子と二人で行ってきました。

母の餃子は天下一品なんです。めちゃくちゃおいしい。

 

実家には姉と姪っ子、妹と甥っ子もいるので、みんなで取り合いながら食べました。

私の大好きな瓶ビールもあって、なんて幸せなんだサザエさんの家かよって思いました。

 

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母はこんな人

母は、服飾の短大を卒業後、父とお見合いをして結婚し、子供をポコポコ生みながらずっと専業主婦をしています。

私が学生時代に毎日作ってもらったお弁当を、今も父のために作り続けていて、朝は誰より早起き。

毎日買い物に行って、午後はテレビで海外ドラマか男子ごはんかタモリさんの番組かお相撲を見ながらウトウトして、朝昼晩の3食を手作りし、食の細い父に文句を言いながら片づける。

人のために動くことをいとわない人で、誰に頼まれるでも感謝されるでもないのに、もう何年もゴミ捨て場の管理をしています。

 

そんな母への気持ち

子どものころは、何もできない母を恥ずかしいと思っていました。

仕事もしたことない、車はおろか自転車にも乗れない、ただ家でテレビを見るのが楽しいという母の人生を、そうはなりたくないなぁと思ってみてました。

 

でも自分が30歳を超えて、母は60歳を超えて、今でも晩ごはんに誘うと娘が孫を連れて全員顔を揃える風景を見ていると、この人はやっぱりすごい人なんだなと思った。

この人に育ててもらったから、私たち兄弟姉妹は今もこうして仲良く餃子を奪い合うことができるんだ。

月並みな言い方だけど、子供を持って初めて気づく親の思いがある。

両親の苦労や偉大さは、やっぱり自分が親になって思い知った。

 

母をお手本しようと思えるのは恵まれてるね

今も母の生き方とか考え方に疑問を抱くときもあるけど、昔はそこばかり意識してたけど、ふと目線を変えると、こんなに身近でこんなに立派なお手本はほかにいないことに気付ける。

世間には、家族といえどいろんなトラブルを抱えている人がたくさんいて、だから自分は母のようになりたいと思えた時点でとても恵まれているのかもしれない。

その気持ちを忘れずに、母を目指して、私も母になろう。