できないことは、できることでカバーする

 

前も書いたような気がするけど、整理整頓がえらく苦手です。

物が必要か不要かの判断を下す、それはできる。

あと、ちゃんと場所が決まっていれば、使った後にもとに戻すこともできる。

出来ないのは、これはこういう用途だからここにこういう風に仕舞うのがいいよね、と考えること。

 

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大体見当違いなところに仕舞っちゃって、あれどこに入れたっけ?ってなる。

 

昔一人暮らしをしていた時に、カップ麺を押し入れに入れてて友人にドン引きされた。

友人「いやいや、キッチンに置こうよ」

きりん屋「なんで?」

友人「カップ麺食べるってなったらキッチンに持っていくでしょ?だったら最初からキッチンに置いとけばいいじゃん」

 

これを言われたときはなるほどと思いました。

 

私は、とにかく空いてる場所に置けばいいと思ってたから、お布団が入ってる押し入れのちょっとした隙間にカップ麺を詰めてたんだけど。

そっか、使う場所の近くに置けばいいんだって気づきました。

 

今も覚えているくらい、その友人の一言は、物の配置の規則という考え方を教えてくれたんだけど、それでも今もその力を存分に発揮しているとは言えない。

今も、家の中に居場所が定まらない物がたくさんある。

だから、家の中はいつも、なんかごちゃっとしてる気がする。

いろんな本とか、収納用品を買ってみて試行錯誤を繰り返してきたけど、やっぱり自分はそういう能力が人に比べて低いみたいなんだな。

 

じゃあどうすればいいかと考えてみたけど、結局やれることは、自分にできることだけだと思う。

私の場合は、とにかく物を処分すること。

物をきちんと収納できない私は、時々こうやって物を処分することで自分の空間を制御するしかないのです。

 

昔はあれもこれも取っとく子で、物を捨てるのが苦手だったけど、今はどんどん捨てることができる。

生きていくのに絶対必要なものはそんなにたくさんはないことを知ったから。

年を取るって嫌なことばっかりに思えるけど、そんなこと全然ない。

むしろ年を取るたびに生きるのが楽になってる。

 

できないことを無理にやるのは、この年になると効率が悪すぎるから、できないことは、自分にできることでカバーすればいいんだ。

そんなことを考えながら、今日もごみ袋片手に家の中を徘徊してます。