「お財布の中の、まっさらな24時間」
もう金曜日なんですね。先週も同じ事書いた気がするけど、相変わらず一週間単位の時間の経つ早さよ。
最近、あちこちで「時間」というものを考えさせられます。
時間は有限なんだと気付いたのはいつだったのか、よく覚えていません。
昔は、時間だけはいくらでもあると思ってました。
バスに乗れば20分で着くところを、1時間以上かけて歩いてバス代250円が浮いたと喜んでました。
やる事がないからと友人に海外ドラマのDVDを借りて、何日も何日も見続けたこともあります。たいしておもしろいとは思わなかったけど、折角見始めたんだし最後まで見なきゃもったいないと思ってました。
お金がなくて、青春18きっぷでや夜行バスで地元まで20時間以上かけて帰ったこともある。
これはこれで、いまとなってはいい思い出なんですけど。
特に10代のころは、時間は限りなくあるように錯覚していたなぁと思います。
ドラえもん、いいこと言う。
ホントそうだよ。時間はあっという間に過ぎて、二度と返ってこない。
この二コマをみたときは、胸に突き刺さるものがあったと同時に何やら手に負えない感がありました。
そんな必死に生きていかなきゃいけないのかよっていう感じ。
私はあまのじゃくで怠け者なので、こうやって「ほらほらがんばらないと」ってお尻を叩かれるとやる気がなくなったりするんですよね。
でもドラえもんが秘密道具で目に見せてくれた時の流れの速さはずっと頭の中に残ってました。
最近読んだ、時間に関する本。
- 作者: アーノルドベネット,Arnold Bennett,渡部昇一
- 出版社/メーカー: 三笠書房
- 発売日: 2016/05/11
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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こちらの著書では、時間を財産だとした上で次のように書かれています。
朝、目覚める。すると不思議なことに、あなたの財布にはまっさらな24時間がぎっしりと詰まっている。そして、それがすべてあなたのものなのだ。これこそ最も貴重な財産である。
誰にも奪うことはできないし、前借りもできない。いまの自分だけの大切な24時間。
お財布の中の、まっさらな24時間。
いや~素敵な表現だなぁって思いました。
「光陰矢の如し」でもなく「時は金なり」でもなく、「お財布の中の、まっさらな24時間」。
あくまでも私の場合ですけども、こう言われると「うんうん、そうだよね。大事に使わないともったいないよね」って思えました。単純!
このお財布の中身をどう使おう?と考えること。
お金と同じく、どう使えばこの時間の価値を高めることができるかを考えて毎日を過ごすことがとても大切なことだと思います。