自分で勝手にハードルを上げて苦手にしてるだけ
以前別の記事でもご紹介したこちらの本。
本自体は手放してしまったのですが、この本に出てきた言葉で今でも時々思い出すものがあるので、そのことを書こうと思います。
きっと今の自分にとって必要なことだと思う。
自分は「話し方がへただ」「あがり症だ」と思って自信がない人がとても多い。
そういう人たちに実際に話してもらってみると、きちんと話せて、日常生活を送る上では全く問題なく見えます。
でも「話し下手」「あがり症」という苦手意識があるのです。
人は往々にして、そういうところがあるように思います。
著者の大網さんのことはよく存じ上げないのですが、話し方や会話術などコミュニケーション力に関するスクールを運営されているようで、いわゆるコミュニケーション全般のプロと呼べる方なのだと思います。
そのプロから見て、この人は全然問題なく話せていると思っても、当の本人が「いや、私は話し方がへたで…」と悩んでいるんですよね。不思議な話だ。
別の方の例を出すと、お笑い芸人の有吉さん。
有吉さんもお話のプロですが、以前「人間、挨拶とお天気の話ができれば、それで十分だと思います」というようなことをおっしゃってました。
挨拶とお天気の話。たったそれだけ。
でも、自分の日常を振り返ってみても、確かにその二つができれば問題ないのかも知れないと思えます。
ついつい、何か気の利いたことを言わなきゃとか、勝手に難しく考えて、できなくて自己嫌悪に陥ったりするけど、自分が勝手にハードルを上げてるだけ。
勝手にハードルを上げて、勝手に「自分はこれが苦手だ」と思い込んでるだけ。
日常生活を生きていくことをそんなに難しく捉えることはないんだ。
成長したい、良くなりたいって思ってると、いつの間にか自分に求めてしまうレベルを予想外に高くしてしまいがち。
最初の一歩はもっともっと小さくていい。
その小さな一歩の先に、「あれ、自分、割とできるな」「あ、もっとこんなこともできるようになったぞ」っていう好循環のサイクルが待ってくれてる。それに乗ってしまえばあとはきっともっと楽ちん。
難しく考えず、気楽にいこっと。