息子が決めた、小学校入学までにできるようになること
いつだったか、日増しに秋めく気候に浮かれて、新しいチークを買いました。
チークって、ほっぺに塗る色のついた、メイク用品の、あれね。
季節が巡ると不思議とメイクを変えたくなる女性は多いと思うのですけど、めんどくさがりの私は色を変えるだけで満足できるのです。
そして翌日。
新しいチークを使って、たぶん自分以外誰も気づかないマイナーチェンジした朝、息子に「見てみて、今日ほっぺの色変えてみた♡」って言ったら、6歳になる息子が、「え!かーさん、ほっぺの色変えれるん!?」って目を輝かせて。
・・・・・・え?
いやいや、そんな機能ないし。
え、てゆーか、あなたそんな純粋な感じでしたっけ・・・?
ってなりました。純粋すぎて、逆にキツイ。6歳児の、思いがけない純粋攻撃。
目を輝かせる息子に、私の方がなんか負けてしまい、「うん、あ、もういいや」って返しました。
そういうの、4歳くらいで卒業したと思ってたよ。
子どもって、毎日一緒に過ごしていても、時に驚くような一面を見せてきますね。
前置きが長くなりました。今日はそんな息子の話です。
いよいよ桜咲いたら1年生
そんな、母の顔面に粉飾的機能が装備されてると思い込んでる息子も、次の4月で就学児。小学校に通い始めます。
本人、めちゃくちゃ楽しみにしてます、小学校。
ゴールデンウィークくらいにランドセル買っちゃって、何度も背負って、名前も書いて。
時々思い出したように、「もうすぐ小学生かー」ってしみじみ言ってて、おじさん臭い。
予防接種は好きじゃないけど、MRも日本脳炎も、小学生になるために!を合言葉に泣かずに乗り越えました。
そんな息子がとても楽しみにしていた、入学前の健康診断。
この日、初めて息子は春から6年間通う予定の小学校の校舎に足を踏み入れたのです。
まだまだ、できないことやわからないことがある
健康診断自体は、いわゆる一般的な歯科検診や視力検査や内科検診で、特に問題なく。
抜け漏れのないようにがんばって接種してきた予防接種は、任意のおたふく風邪と水疱瘡も受けといた方がいいですよーとアドバイスされ、一瞬顔色が悪くなった息子。
最後に、校長先生との面談があって、名前や誕生日は練習してきたのがわかるくらい不自然にすらすらと答えたんだけど、
「じゃあ、右手はどっちかな?」って聞かれて、挙動不審になりました。
母である私もそうなんだけど、想定外の質問をされるとそれまでが嘘のように返答に窮してしまいます。
対応力がイマイチな就活生を見ているようで、横で見ていてプププとなったのですけど、そういえば、右と左ってちゃんと教えてないなーって気づきました。
(これが相当屈辱だったようで、その日のうちに右と左を覚えました。笑)
小学生になるまでにやれるようになるべきことって?
以前、雑誌か何かで、小学校入学前にできるようになっておくべきことっていうのがあって、早寝早起きや服の着脱などの生活面から、片付け、友だちと仲良くする、モノを大切にする、などなどいろんなことがかかれてました。
学習面でも色々言いますよね。
自分の名前を書けるようにとか、100までの数字を理解する、とか。
たくさんありすぎて、親の私も正直ちょっとうんざりしてしまう。
なので、息子と話し合って、ひとつだけ約束をしました。
小学校に入るまでに、ひとりでもちゃんと道を歩けるようになる。
実は、いままで一人で出歩いたことがない息子。
そういえば、小学校になったら友だちと一緒のことも多いとはいえ、最終的には一人で家まで帰ってこないといけないんだって気づいたようで、道を歩く練習をすると宣言してました。
他にも上げれば色々出てくるんだけど、和式トイレの使い方もまだ完ぺきではないし、早寝早起きも、モノを大事に扱うも、友だちとの接し方も、対大人への挨拶や対応の仕方も。
できないことはたくさんあるし、できるようになっておいた方が良いこともたくさん。
だけどそれを全部考えていたら、春までには時間がなさすぎるし、単純に重い。
ほとんどのことは4月に学校生活が始まってからでいいし、自然と身につけられるものもあると思う。
自分で決めたひとつに集中するのも悪くないよね。
1年生になるのを楽しみに、残りの4ヶ月を過ごそうね
そんなわけで、最近は保育園の送迎も、休日のお出かけも、可能な範囲徒歩で。
慣れた道だと息子一人で車道の向こうの道を歩いてみたり。
たぶん、本人以上に、見ている私の方がドキドキするし不安もあります。笑
きりん屋も、息子の一人歩きに慣れていかないとな。
がんばる息子。がんばる母。春が楽しみ。