『変わることは広がること』セシルのもくろみ、トモさんの名言

木曜日10時のドラマ『セシルのもくろみ』を観てます。

視聴率はあまり振るわないみたいですけど、私は面白いと思って毎週楽しみにしてました。

そんなドラマの、何週か前の話をみていて思ったことがあったんだけど、うまく文章がまとまらなくって、でも明日が最終回だと聞いたので、がんばって書いてみます。

 

セシルのもくろみってどんなドラマか

 

一言で言うと、ガサツな体育会系主婦がなぜか読者モデルにスカウトされて、アレコレやってるうちに周りの人にも助けられつつモデルとして成長していく、っていうこれだけ聞くと正直あまり興味持てない感じのストーリー。

 

私も最初のうちは、

素人丸出しの主人公が、わかりやすいイジメ役の美人にいびられて、でも周囲には主人公を優しく導いてくれるいい人たちがいて…っていうあれでしょって斜め上から見てたんですけど。

あと、あの美女真木よう子さんがやってる限り、ガサツ主婦って言われてもね、とか。

そのガサツ主婦がどんどんうまいこといって、いやいや現実はこんなうまくいかないよって思うところもいっぱいあったのですけど。

 

話が進むにつれて、イジメ役だったあの人もそういう考えがあってのことだったんだねって判明したり、登場する人たちみんな上手くいくこともいかないことも抱えて一生懸命幸せを模索するさまが描かれていて、面白いなって思います。

回を重ねるごとに面白くなってくるドラマです。

 

主人公の変化に対する言葉

真木さん演じる主婦ミヤジは、つまづきつつもモデルとしてどんどん成功していって、その変化に、正直言うと私は「主人公、最初と言ってることが違いすぎ」とか思っちゃいました。

主人公自身も自分の変化にちょっと戸惑っていて、チュートリアルの徳井さん扮するメイクさんと話すシーンがありました。

 

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ミヤジ、変わったよね。

変わったっていうのは言葉が違うか、広がったっていうか。

今までのミヤジもいるし、今までは否定していたことを
認められるようになったミヤジもいる。

価値観は一つじゃないし、それぞれの正義がある。

それってさ、豊かだと思わない?

 

変わることは広がること、そしてそれは豊かなこと。

 

良いこと言う、徳井くん!

 

変わるっていうのはいいことでもあるけど、時々ちょっとネガティブにもとられる言葉なだと思います。

先述の「言ってることが前と変わった」とか、周りから見てると自分の根っこというか真の部分がないように受け取られたりとか。

 

だけど、今までの自分の考えも持ったうえで、新たな価値観も受け入れられるようになった、広がったって考えるのはとても良いことだと思う。

自分をどんどん広げていくんだって思うと、変化することは全然悪いことじゃないし、怖いことでもないって気づきやすい。

自分の変化も、自分が見ている周りの人の変化も、そうやって広がっているって受け取れるのはいいよね、とても豊かなことだなと思います。

 

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モデルというちょっとドロッとしてそうなオンナの世界で、彼女たちはどう広がり、どんな幸せを掴んでいくのか。

明日の最終回、とても楽しみです。