10年日記の扱いに困る
何かをコツコツやり続けることは、割と得意です。
10年日記も、中学高校大学の10年間書き続けました。
10年日記ってご存知ですか?
その名の通り10年間書き続けられる日記です。
見開き1ページに日付があって、10年分の記載ができる枠があります。
中学入学から書き続けた10年間
小学校高学年の時に誰かからプレゼントでこの10年日記を頂きました。
「若さって特別だから、残しておくと財産になる」っていうような言葉と一緒に。
当時はあまり深く考えず、中学入学の年の4月1日から書き始めました。
途中、合宿や旅行でその日のうちに書き込めなかった日もたくさんあるけど、なんだかんだ大学卒業の年まで続けて10年達成したのです。
あれからまた10年近い日数が流れた今でも、その日記の扱いに困ってるというのが今日の話。笑
ダークすぎる読み物、今も実家でひっそりと
ドラマや映画みたいなエピソードも思い出もないので、黒歴史と呼ぶのもおこがましいけども、そこは思春期。
帰宅途中に雨に降られただけで、神様に見放されたとか言い出す始末。
中2がピークであとは年を追うごとにどんどん大人になっていく様子が、自分でも手に取るようにわかります。
これは誰にも読まれたくない。死ぬまでに処分しなくちゃいけないものベスト3に入る。
だけど、なんでもかんでもすぐに処分する私が、10年経ってなおいまだに捨てられないっていう。
思えば、書いてる間は良かったけど書き終わった途端、恥の詰まった日記の扱いに困って、これはこれ以上量産しちゃだめだと思って2冊目の10年日記購入を見送ったのです。
1冊目は、今も実家の屋根裏部屋の古いスーツケースの中に保管してます。
先日母が屋根裏部屋を掃除すると言ったので、慌てて一時退避させました。
その時に、ちらっと、今日こそシュレッダーにかけるか本気で考えたけど、やっぱり実行できず。
恥しか書かれていないけど、たしかにこれは財産かもしれない。
その年1日分、たった4行の枠の中に書かれた思い出たちは、今も私の心を揺さぶるくらい(ほとんどの場合、嫌な意味で)エネルギーに満ちてる。
いつか精神状態が健全な時に思い切って全部通しで読めたら、その時は破るか燃やすか、できたらいいな。
その日まで今日も実家で温め続けよう。