持ち物全て、いつかメルカリで売ると考えたら
我ながら、雑で乱暴な人間だなと思います。性格も、物や人に対する態度も。
丁寧な所作を身につけたと思ったけれど
先日の記事で、何事もゆっくりやろうと思うと自然と丁寧になってgoodだぜという話をしました。
舌の根も乾かぬうちではございますが、今回は「そんなことなかった、私はまだまだ全然丁寧な所作など身につけていなかった」話です。
きっかけは、母から借りた器
先日母が頂き物の和菓子をおすそ分けしてくれまして、その時に彼女が大切にしている小さな器にのせてくれたのです。
母がその器を大事にしていることは知っていたので、いやいやそんないいお皿じゃなくていいから、タッパーでいいからって言ったのですけど、「せっかく美味しいお菓子なんだから良い器で頂きなさい」とむりに持たせてくれたのです。
さぁ大変。
我が家、普段そんないい食器を使ってないので、コップなんて大好きなモロゾフのプリンカップの再利用してるくらいで、それすら「丈夫で可愛くて、おまけにタダ!」って喜んで使ってるくらい。
そんな我が家の骨太な食器たちに囲まれて、母の器の、なんといたたまれない佇まいよ。何となく、心細そうな感じすらする。
余りにかわいそうなので、扱う時は必ず両手、洗う時も新品のスポンジをおろして、なでるように、かつ洗い残しのないよう細心の注意を払い、翌日には無事母の食器棚にお返ししました。
ふーーー、よかった。
普段いかにぞんざいに物を扱っているかに気づいてしまった
これは例としては極端であると自覚してますけど、本来物を大切に扱うってこういうレベルだと思うのです。
これが物を丁寧に扱うということ。
反して、私の、普段の、自分の持ち物に対する態度たるや。
モロゾフのプリンカップしかり、むしろ雑に扱っても問題ないかどうかの丈夫さで物を選ぶことすらあります。
母に器を返した日、試しに自分の持ち物を、使い終わったら全部メルカリで売るんだと思って生活してみました。(メルカリ使ったことないけど)
そしたら、まぁ普段と全然違うのですよね。強欲だからなるべく良い状態で高く売ろうとする。するとやっぱり丁寧に扱う。すると自然と所作も丁寧になる。
これ面白いです。
しばらくは、「ゆっくりやる」のと「いつかメルカリで売る」を合言葉に、丁寧な所作を身につけよう。