子どもが失敗したときにやるべき2つのこと
子どもが失敗したときにやるべき2つのこととは
ベストセラーになった岸見先生の「嫌われる勇気」。私も何度も読んで、自分のあり方や人間関係について想いを巡らせています。
特に息子への接し方についてはいつも悩んでいて、ヒントになることがたくさん書かれているので本書に限らず、岸見先生の書籍は他にも多数読んでいます。
特に子育てに特化している岸見先生の本を何冊か読みましたが、内容はどれもほぼ同じでした。
こちらの「叱らない子育て」は私が個人的に一番読みやすいなと思ったので、この本をベースに、私が最近勉強になったなとおもったところを書いていきます。
叱らない子育て: アドラーが教える親子の関係が子どもを勇気づける!だからやる気が育つ!
- 作者: 岸見一郎
- 出版社/メーカー: 学研パブリッシング
- 発売日: 2015/02/10
- メディア: 単行本
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一番心にひっかかったのがこれ。
(子どもが)失敗したときに何をすればいいのかを学べば、叱る必要はありません。
可能な限り原状回復をする。今後、同じ失敗をしないための話し合いをする。このふたつのことをすれば叱る必要はありません。
本では、子どもが歩きながらミルクを飲んでいる場面が例になっていました。
内心、こぼしそうだな…と思いつつ、その時点ではまだ何も起こっていないので何も言わない。
案の定こぼしてしまった子どもに、「どうしようか?」と声をかけると子どもは自分で雑巾を持ってきて拭いた。
「これからこぼさないようにするためにはどうする?」と聞くと、「座って飲む」と答えられたので、この件はこれでお終い、そういうお話でした。
もちろん、どう対処するかと今後どうするかを聞いたときに子どもがわからなければ教えてあげましょうという補足付きです。
なるほどーって感じでした。
同じ場面、私だったら「ほらそんなことしてたらこぼすから!座って飲んで!あー、もうほらこぼしちゃったじゃん!だから言ったじゃん!もういいから、拭くから!あっちいってて!もう!!」って感じでプリプリしてる。絶対してる。
改めて文字にすると、何ひとりでカリカリしてんのって感じですね。
こぼすと決めつける→現実になったら鬼の首を取ったように怒る→でも子どものするべき対処を奪っちゃって文句言いながら片づける→しばらくプリプリして空気が悪くなる。
あかんやん、これ息子なにも学べないじゃん。
確かに冷静になって息子や周りの子を見てみると、悪いことしようと思って失敗する子なんていないんですよね。
本質的に子どもは善良なんだと思う。
わざとやったわけでもない失敗を叱る必要もないし、失敗という経験を子どもから取り上げる必要もない。
- どう原状回復をするか子どもが考えて実行する
- 今後同じ失敗をしないためにどうするべきか話し合う
起こったことに、どう対処するのかと今後どうするのかを一緒に考えればいいだけなんだね。
うん、これからはそうしよう。