【感想文】厚切りジェイソンさんの日本のみなさんにお伝えしたい48のWhy

こんにちは、きりん屋です。

厚切りジェイソンさんの本を読んだので感想文を書きます。

日本のみなさんにお伝えしたい48のWhy (ぴあ書籍)

日本のみなさんにお伝えしたい48のWhy (ぴあ書籍)

 

厚切りジェイソンさん、みなさんご存知ですか?

きりん屋はNHKの番組で初めて知りました。最初の印象はなんだか変わった人だな、って感じでした。まさかお笑い芸人さんとは。

芸人さんと知って、お笑い番組とかバライティとかもチェックするように。漢字ネタ大好きです。いま文字を一生懸命覚えてる息子と一緒に笑って見れる日が楽しみ。

 

さて、この本には何が書いてあったか

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「なんで勉強するの?」という古今東西ありとあらゆる世代で繰り返されただろう質問。

こんなに的確、かつ納得できる答えにきりん屋は初めて出会いました。

この人って本当に物事を自分の頭で考えて、出した答えに真摯に向き合って生きているんだなと感じました。

 

正論をどこまでもドライに語ってる印象。耳に痛い話が続くので、賛否両論もちろんあります。きりん屋も、読みながら何度も「わかっちゃいるんだけどね・・・」と思いました。何に対する言い訳を考えてたんでしょうね。笑

 

この本から私が学んだことは

ジェイソンさんは冒頭で、自分が完璧に正しいとは思っていない、けれども自分の考えを発信して意見交換してアイデアが増え、次の世代がいいとこ取りして進化してほしいと書かれています。

すごいよね。日本という国が本当に好きで、日本という国の将来を本当に心配しているんだろうなぁと思う。そうじゃなきゃできない。

 

何かがおかしいと思った時、それを発信するのはなかなかに難しい。自分が100%正しいのかすらわからないのに。

それでも言わずにはいられない。何かがおかしいことを発し続けて気付きを与えていくしかない。他人の考えや行為を変えることなんてできないから。人に拒絶されることもあるだろうし、対立する意見とぶつかる時もある。全然聞いてもらえない時もあるかもしれない。そして、そこでさらに良いアイデアが生まれることもある。

 

自分にとって心地良いことばかりじゃないけど、人生をよりよくするために必要なこと。そういうことってたくさんあるよね。

気付かないふりをしてやり過ごすこともできるのに、そしてその方がよっぽど楽に人生を生きていけるだろうに、真っ向から向き合うジェイソンさん。かっこいいです。

 

じゃあそれをどう実生活で活かすか

本の中の、子育てに関するコラムの中でジェイソンさんが語っています。

僕も子育てのすべてを知っているわけじゃないから、その瞬間に正しいと思うことしかできない。

もうこの一言が全てだと思う。

子育てに限らず、生活していく上で、生きていく上で、何が正解なんて分からない。分からくても、分からないなりにその時に自分の正しいと思ったことをしていくしかない。

生きること、人生、正しくあること。考えれば考えるほど理想と現実の差に愕然とすることがある。頭で思い描く理想に比べ、今の自分のなんとちっぽけなことよ。

でもそこで、考えることや正しくあろうとする思いを放棄するのはもったいない。せっかくこうして生まれて必死に今を生きてるんだから、やれると思うことをやっていくいかない。

 

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人間は、万能ではないからこそ人生が面白くなるんだと思う。

なかなか埋まらない理想との差を嘆きながらも、今の自分が正しいと思うことをひとつずつ積み重ねて生きていこう。