ルノワール展に行ってきました
この週末は東京で用事があったので、やりたいことリストにも載せていたルノワール展に行ってきました。
ルノワール展 オルセー美術館・オランジュリー美術館所蔵|国立新美術館|2016年4月27日(水)〜8月22日(月)
思ってたより混んでなかった
行ったのは土曜日の午前中。混雑を予想してオープン前に着くように向かいました。
結果から言うと、予想してたより全然混んでませんでした。
10時のオープン30分前に着いたとき、門の前に30人くらいの待ち。後ろに並ぶと、すぐに門が開いて中に入れました。
前売券を持っている方はそのまま建物の中に案内されていましたが、私は当日券を買うつもりだったので屋外のチケット売り場前に並びます。ここが日よけもなくて暑い。
これから行かれる予定の方は、事前に前売り券を購入されることをお勧めします。笑
なにはともあれ、思った以上にスムーズに入場できてよかったです。朝イチで行ったおかげか、会場内もそれほど混雑しておらず、有名な絵も一番前でゆっくり見ることができました。
詳しくない人にこそお勧めの音声ガイド
美術館大好きの私ですが、作品や作家さんに関しては全く無知なのでこういう時はいつも音声ガイドを利用しています。
今回も借りました。これがすごくいい!
作品の背景が解説されていて鑑賞の時に参考になるのはもちろんなのですが、一部BGMが流れる解説があって、これが作品に絶妙にマッチしているのです。
個人的なおススメは、「ピアノを弾く少女たち」の解説で流れるピアノ曲。ドビュッシーの曲らしいです。
前奏曲 ヒースの荒野 ドビュッシー Bruyeres ピアノ
音楽のみで聞くこともできて、最後にぶらりと全作品を見て回りながら聴くのがとてもよかった。
やっぱり一番見たかったのはこれ
ミーハーなので、そして無知なので、ルノワールの作品で知っているのはあの有名な「ムーラン・ド・ラ・ギャレットの舞踏会」だけでした。しかもそれもこのルノワール展で作品名を知ったっていうレベル。笑
多分ほとんどの方が一度は見たことがあると思います。パンフレットで使用されているのもこの絵でした。
改めて見てみると、本当に素敵な絵だなぁって思いました。楽しさが伝わって来る気がします。
人々の服や地面に透ける木漏れ日、楽しそうな雰囲気、喜びに満ちた人々の表情。
解説で、「影をブルーで表現している」とありました。言われてはじめてそれに気づき、確かに!って思いました。当時、光と影を色で表現するのはとても斬新なことだったそう。
見ていて幸せになる
他のどの作品も、見ていて幸せな気持ちになるものばかりでした。
特に描かれている女性の表情がとても素敵。うっとりと見とれてしまうものもたくさん。
「絵画は楽しいものでなければならない」との言葉通り、ルノワールはきっと楽しんで絵を描いていたのだと思います。
その思いが作品にあらわれ、後世の人々をも魅了してやまないんだろうな。
行くまでは、ルノワールってどんな人なんだろうなぁとか、印象派ってなんだかぼんやりした絵のことよねとか、そんな感じでしたが、行ってびっくりすっかりファンになってしまいました。我ながら単純。
ルノワール展は東京乃木坂の国立新美術館で8月22日まで開催されています。
興味のある方はぜひどうぞ。